教授:冨安 卓滋

住所:890-0065 鹿児島市郡元1-21-35 鹿児島大学理学部
研究室のある位置:理学部2号館3階xxx号室
電話とFAX番号:電話 099-285-8107 Fax 099-259-4720(学科事務)
電子メール: tomysci.kagoshima-u.ac.jp

研究・教育の紹介

環境中における微量元素の挙動解明に関する研究

環境中における水銀、ヒ素、セレンなどの挙動解明を目指して研究を進めている。水銀に関しては、これまでに、大気、土壌、植物、海洋底質、ベントス等を対象とし、含まれる水銀の化学形別定量をおこない、水銀の循環に関する知見を得ることを試みてきた。現在の主要なフィールドは、鹿児島湾、鹿児島市(桜島)、水俣湾、八代湾、海外では、世界第二位の水銀鉱山があったスロベニア共和国(イドリヤ鉱山周辺地域)、小規模金採掘活動により水銀が排出されているインドネシア(西ジャワ州)である。それぞれ、火山活動、工業活動、鉱山活動と水銀の起源が異なっており、このような起源の異なる水銀の環境挙動を追跡することで、環境中における水銀の動き(環境影響)を広く理解することを目指している。水俣病という世界に類を見ない悲惨な経験をもつ日本において、水銀が環境影響を引き起こすレベルで人為的に放出されることは、今後まずありえないと思われるが、東南アジアなどには、非合法な金精練活動によって水銀が環境中に放出されている地域が少なからずある。適切な調査を行い、水銀のふるまいを明らかにすることは学術的にも重要な意味を持つものであるが、研究を通じて得られた知見を、適切な情報として現地の人々に提供することは、これから先、水俣病のような悲惨な状況を引き起こさないためにも重要なものとなるはずである。

教育の特色(ゼミ等)

講義に関しては、折々にレポートを課し、学生の理解度を確認しながら、授業を進めている。また、講義中、講義終了後に随時質問を受け付け、学生が躓いている点は、その場で軌道修正できるよう心がけている。ゼミナールでは最新の論文をテキストとし、学生がその内容を理解し、自分の言葉で説明できるように、研究との関連性などを指摘しながら指導している。卒論、修論研究の検討は日々、個々の進み具合を報告させ、その都度、指針を与えている。研究成果のまとまりつつある院生は国内外の学会、研究会などに引率し、研究発表の機会を提供し、また論文作成を指導している。

スライドこの1枚

スライドこの1枚

スロベニア共和国ヨゼフステファン研究所にて採取した試料中のメチル水銀を測定しているところです。

おまけの1枚

おまけの1枚:インドネシア西ジャワ州の金精練を行っている村の調査で、現地の人たちや研究所のスタッフと。

研究室への配属希望者へ

目では全く見えない物質の姿を明らかにしていくことが分析化学の醍醐味です。 しっかり体を動かし、しっかり考えましょう。海が好きな人、山が好きな人、そして人が好きな人、歓迎します。